土田酒造株式会社「Tsuchida 壌 木桶仕込み」ブロックチェーン技術などを活用したトレーサビリティ・サービスを採用
「G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合」のレセプション向け日本酒として提供
SBIトレーサビリティ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:輪島 智仁、以下「当社」)は「G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合」のレセプション向け日本酒として提供された、土田酒造株式会社「Tsuchida 壌 木桶仕込み」にブロックチェーン技術などを活用したトレーサビリティ・サービス「SHIMENAWA(しめなわ)」(以下「SHIMENAWA(しめなわ)」)が採用されたことをお知らせいたします。
■SHIMENAWA(しめなわ)アプリ画面(一部)
「G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合」とは2023年(令和5年)5月19日(金)から5月21日(日)まで開催されるG7広島サミットの関係閣僚会合のうち、2023年4月29日(土)から4月30日(日)にかけて群馬県高崎市で開催されたデジタル・技術大臣会合を言い、情報通信技術やデジタル技術の発展、グローバルなインターネット環境の整備などについて議論された会合です。
本レセプション向けにブロックチェーン技術などの最新技術を採用した日本酒を提供することで、昨今、輸出拡大が進み、海外でさらに注目が高まっている日本酒で食の安全性の担保やブランドの保護に対して最新技術を活用した取組みが進んでいることをG7(主要7か国)のデジタル・技術担当大臣に直接PRすることができました。
SHIMENAWA(しめなわ)はブロックチェーン技術とNFC/RFID技術を融合させたデジタルペアリングで、酒米の生産者・産地や醸造元情報のほか、出荷日などの流通プロセスを可視化すると共に、その日本酒が本物である「真贋証明」や、いつどこで消費されたかの「開封検知」機能が搭載されています。
この「真贋証明」機能により日本酒を購入されるお客さまに醸造元として本物をお届けするという責任を果たすことができ、お客さまからさらなる信頼性の向上が期待できます。
また、「開封検知」機能は、その銘柄が“いつごろ”、“どこで”、“どのくらい”消費されたかのデータを取得することができ、醸造元にはインテリジェンスな経営への活用や、お客さまには購入した高級日本酒の希少性をさらに高めることを目的に新たな価値を提供することが可能となります。
※1 ブロックチェーン技術とは、電子署名とハッシュポインタという耐改ざん性のあるデータ構造を利用し、データの変更履歴をネットワーク上で共有することで、価値の保存を可能とした技術をいい、物理的資産の真正性や品質証明を取引者間で行うことで、信頼性の高いエンド・ツー・エンドのトレーサビリティの実現を可能とします。
※2 NFC(Near field communication)タグとは、物理的資産に固有IDを付すことができ、かつ、その資産にかかる重要な情報などをブロックチェーンに書き込む際の入口としても機能するHF帯(近距離無線通信)のICタグ技術をいいます。
【土田酒造株式会社について】
所在地 | 群馬県利根郡川場村川場湯原2691 |
---|---|
代表者 | 土田 祐士 |
創業 | 1907年 |
事業概要 | 土田酒造は、群馬県は川場村という人口3,100人の小さな村に拠点を構える酒蔵です。創業は1907年、当主は現在6代目。 地元では、誉国光(ほまれこっこう)という地酒の名で親しまれてきました。 私たちは関東で唯一、名誉賞を受賞した酒蔵でもあります。 名誉賞とは戦前に行われていた日本酒の品評会(現在の新酒鑑評会にあたる賞)に連続で入賞した蔵だけに与えられる名誉ある賞です。 当時酒蔵数が今の5倍以上ある中で激戦を連続で勝ち抜いた蔵だけに贈られるこの賞は、全国でも数蔵のみが成し得ている快挙。 それぞれの当主が時代の中で、よりよい酒造りを目指し、先鋭的な取り組みで維持繁栄して参りました。 現在は、江戸時代に一般的であった、菌や微生物のはたらきを活用した生酛(きもと)造りで日本酒を造っています。 米の旨味を最大限に引き出し、日本酒の多様性や複雑な味わいを楽しんでもらいたい。 私たちはこの技術を次世代へとつなげるべく、日々挑戦を続けています。 |
銘柄情報 | Tsuchida 壌 木桶仕込み 農薬と肥料を一切使っていない、群馬県産の自然栽培米を使用。有機肥料すら入れていない、自然のままの環境で育てております。 お米の栄養素の分析をしていただいたところ、亜鉛、ヘム鉄、マグネシウム、カリウムなどのミネラルが通常の2倍も含まれておりました。豊富に栄養素を含んだお米をそぎ落とすのはもったいない。私たちの得意である、精米歩合90%(10%だけ削る)で醸造したお酒になります。 |
URL | https://tsuchidasake.jp |
■SHIMENAWA(しめなわ)とは
「SHIMENAWAは世界で350社を超える金融機関、規制当局、中央銀行、システムベンダなどにより構成されたコンソーシアムで企業間取引を想定して設計・実装されたブロックチェーン基盤のCorda(コルダ)を採用し、RFID技術とのデジタルペアリングなどで共有される情報の真正性を担保するシステムで、信頼性の高いエンド・ツー・エンドのトレーサビリティを実現します。 また、ブロックチェーン基盤のCorda(コルダ)を活用したトレーサビリティ・アプリケーションを開発・運用し、ブロックチェーン基盤の活用が抱える運用コストにかかる課題を最小化する技術の開発も合わせて実現することに成功しました。
会社概要
名称 | SBIトレーサビリティ株式会社 |
---|---|
ロゴ | |
所在地 | 東京都港区六本木一丁目6番1号 泉ガーデンタワー |
代表者 | 代表取締役 輪島 智仁 |
事業内容 | ブロックチェーンを活用したトレーサビリティ・サービスの提供など |
URL | https://www.sbitraceability.co.jp |